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2007年05月24日 02:06

Apollo mini camp 行ってきました。(メモ書き)

Apollo mini camp 5/23 僕のメモ

行ってきました。Apollo mini camp@Tokyo。
で、僕のメモってきたことを公開してみます。
間違いがあったらごめんなさいね。

--------------------------Mike

Apolloの特徴と要点

silverlightとは違う。 - ベースになる技術が違う。

サンプル
finetune.com
デスクトップアプリケーションとして作れば、ブラウザとは違い、単独のアプリケーションとして動作しているので、音楽を流しっぱなしにするなどが可能。
(ブラウザの場合、タブやウィンドウから該当するページを探し出す手間がかかる、または、何らかの原因でブラウザがダウンした場合に影響を受けてしまう。)

-> Apolloならローカルアプリなので、iTunesへのアクセスも簡単。

Google Mapのサンプル

ローカルのvCard形式のデータにアクセスし、ドラッグアンドドロップでアイコンの表示が可能。

Fresh - RSSリーダー。
注目すべき点は、これはHTML+JSで作られているということ。


・ASとJSの連携は、参照を持たせれば良いだけなので簡単に連携可能。

今後、
Online - Offlineの検知
Network(ソケットなど)
の各種APIを提供。

サンプル - 洗濯機の中でグーグルのサイトが回っているサンプル。

・textmate - テキストエディタ。
Mike も Danielも使ってた。
日本語入力に問題。

Flex BuilderとSDKでの制作方法。

プラン。
2007年
夏 beta版
秋 1.0リリース
しばらくは、
インストーラーなどは英語表記だが、アプリケーションでは日本語が問題なく使える。

2008
Apollo 1.x
この頃にインストーラー含め、日本語環境への対応が完全になる。


参考サイト:
video.onflex.org
動画で色々話しています。

MXNA
weblogs.macromedia.com

Mike Chambersのブログ。


-------------------------------Daniel
主に、夏に公開予定のbeta版。

beta版で追加される主な機能。
1OSレベルでのドラッグアンドドロップ/クリップボードの対応。
2PDFサポート。
3HTMLでの不透明度の調整。
4NativeFile Dialogs
5マルチウィンドウ。(一つのアプリケーションで複数のファイルを開く事が可能。)
6Online/Offline。
7File Icons -> アプリケーション内で、OS(Finderなど)にあるアイコンを表示する事が可能。(現在はFlexコンポーネントのアイコン。)
8File extension Registration - 理解できてません。レジストリとかそういうことでしたっけ?

サンプル。
1,は、新たに追加されるAPI、transferableDataクラスに搭載されるようです。
2は、でPDFファイルを指定するだけ!!

salsa


質疑応答:

ローカルDBヘのアクセスは可能か?(WindowsのODBCみたいなやつ)
ー 1.0では不可能。ミドルウェア経由では可能。あるいはactionscript driverとかでしょうか。(ちょっと聞き逃してしまいましたので間違っているかもしれません。)

Apolloのバージョンがあがった場合、既存のアプリケーションとの互換性はどうなる?
ー 互換性ありでしょう。バージョンアップによりテストしなおすということはない。

Apolloで作ったHTML内のswfは動くようになるか?(現状では、で表示させてもその中に或るswfが表示されないということがあります。というか、僕が作っているときも同様の問題がありました。)
ー1.0では解決します。

セキュリティーは?
原則、OSのセキュリティーレイヤーにのる。
ので、ユーザーが操作可能な場所ならアプリケーションからのアクセスが可能。

ちなみに、
Flash Player 9 の普及率は既に85%らしい。(どこでのシェアかは未確認。)


感想としては、
ApolloはWebの技術、特に、サーバーサイドではなく、クライアントサイドの技術でローカルアプリケーションを作成可能ということで、Webの次の形が見えるものではないかと思い、大注目をしているのですが、セキュリティーの問題など、正式にリリースするものの品質を考えると、Webの技術だけではすまないところもあり、
Apolloのメリットを実感し、普及するまでに良質のアプリケーションが作成されないと、もしかするとApolloが廃れてしまうのでは?と心配しています。
ユーザーがアクセスできる領域にはアプリケーションからアクセスできるということは、ウィルスのようなものを作成することも可能であるし、ユーザーの大切なデータをいじってしまう可能性もある。
特に今の段階ではセキュリティーレベルは低いので、現段階でApolloを使っておかしなことをするコンテンツが広がってしまうと、Apollo自体敬遠される可能性もある。

ただ、Web系の開発者にとって、Apolloの存在は大きいと思うので、僕もApollo普及に小さな力ながら協力したいなあ、なんて思ったのであった。
てか早くサンプル作らないといけないですね。

ちなみに、今回の来場者プレゼントは、
Web Designingの最新号+ Apollo Tシャツ、Apollo ポスター、Apolloステッカーでした。
Tシャツは着ないからいらんだろ、と思ってましたが、あまりにも多数のTシャツを用意していたので、流れるまま、僕もTシャツを持って帰ったのでした。。。。
ああ、日本人的。

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